DCワクチンの際の単球の採取は、3時間掛けて4Lの血液を処理し、単球という白血球の一種を含む成分を採血(アフェレーシス)します。単球を1週間培養し、未熟樹状細胞(癌情報を記憶していない樹状細胞)に成長させます。 その未熟樹状細胞に治療前検査で癌の種類、癌微量タンパク質とHLA遺伝子の結果より決定し…
活性化リンパ球(キラーT細胞)は、癌患者さまの血液からリンパ球を取り出し活性化後、1000倍に増殖させ点滴で患者さまの体内に戻す治療です。医師の間では、ラックと呼ばれています。 はじめに 癌細胞を直接攻撃する免疫細胞は、活性化リンパ球(キラーT細胞)です。この活性化リンパ球(キラーT細胞…
セカンドオピニオンについて、当院の考え方 保険診療で行われる標準治療では、がんの部位や豊穣に応じて行うべき治療のガイドラインが設けられており、どこの医療機関でも概ね同じ方針になることが多々あります。それよりもまずは、自分のがんはどういう状態か、治療しなければどうなるかを知る手段として、セカンド…
がん免疫療法とは はじめに 今注目されているがんの免疫逃避機構(めんえきとうひきこう)は、癌細胞が免疫から逃げたり隠れたり、免疫を反撃してきたりといった癌が免疫を騙し続けているシステムを逆手にとって、免疫で癌を攻撃するがん免疫療法です。 がんの免疫逃避機構は現在3つの方法がみつかっており、…
費用について はじめに 当クリニック初診時に医療相談という形で院長自らDCワクチンについての説明をさせていただき、病状を確認、DCワクチンの適応と抗がん剤治療との併用などを検討、治療日程の提案をさせて頂きます。 医療相談では1時間程度の予約枠が必要なたため、44,000円(税込・202…
胃がんの手術 胃癌の手術は内視鏡手術、鏡視下手術と開腹手術の3つです。 胃がんの手術はステージにより適応が分けられます。そして患者さんの体力、持病、年齢、本人の生き方によって最終的に決定します。 医師は治療法を提案しているだけです。治療を受けるかは患者さん自身が決めます。 「再発した…
胃がんの治療 胃がんの治療について 胃癌のステージ1A期の治療は内視鏡的に切除がほとんどです。 胃癌のステージ1B期の治療は鏡視下切除をお薦めします。但し、胃全摘術は開腹手術を検討してください。 横浜市内の病院であれば、鏡視下手術が安全になってきていますが、病院によっては…
DCワクチン療法の費用 当クリニック初診時に医療相談という形で院長自らDCワクチンについての説明をさせていただき、病状を確認、DCワクチンの適応と抗がん剤治療との併用などを検討、治療日程の提案をさせて頂きます。 医療相談では1時間程度の予約枠が必要なため、22,000円(税込み10%)の相談…
活性化リンパ球(キラーT細胞)について 活性化リンパ球(キラーT細胞)とは 活性化リンパ球(キラーT細胞)は、癌患者さまの血液からリンパ球を取り出し活性化後、1000倍に増殖させ点滴で患者さまの体内に戻す治療です。医師の間では、ラックと呼ばれています。 1980年代にこの治療が誕生した…
分子標的薬について 分子標的薬とは 癌細胞を攻撃するリンパ球の表面には自己免疫を調整する免疫チェックポイント分子(分子標的薬の一部)があります。 リンパ球の働きを強めるチェックポイントと抑制するポイントがあり、樹状細胞を代表とする抗原提示細胞がリンパ球の働きをコントロールしています。 し…