よくある質問

診察や治療の流れはどのようなものですか?

最初の3か月で5回のワクチン接種を行い、その後は3か月に1回の維持治療を行います。

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末期がんや多発転移でも効果が期待できますか?

DCワクチンは標準治療の抗がん剤が効かなくなった患者さま、多くは余命半年宣告を受けた末期がんの患者様や多発・転移の病状の患者さまの適応が多く、その中でもたくさんの効果例があります。

費用はどのくらいかかりますか?

5回の接種後、3か月に1回の治療する場合がありますが、DC療法の治療では1年で総額300万円の費用がかかります。

抗癌剤治療を併用すると免疫が低下する分、リンパ球などの追加の治療が必要となることがあります。患者様・ご家族様と当院とで病状と効果と費用、すべての面で適切な治療法を選択しています。

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副作用はありますか?

一般的な副作用としては注射部位の痒み、腫れ、皮膚の赤みや発熱などがあります。

採血時の副作用としては、DCワクチンを作製するためにアフェレーシス(成分採血)を行い、ご本人の血液からDCのもととなる細胞(単球)を取り出します。その際、口の周りや手足のしびれなどが起こることがありますが、これはアフェレーシス時に用いる血液を固まりにくくする薬によっておきる血中カルシウム低下によるものです。アフェレーシス中に点滴などからカルシウム製剤を補給することで改善いたします。

また、ワクチン投与後の副作用は、DCワクチンでは、発熱また注射部位が赤くはれることがあります。

局所DCワクチンの場合、がんの場所に注射針で直接DCを注入するため、注射による局所の状態に応じた副作用(合併症)がでる可能性があります。また発熱や注射部位の炎症による痛みを認める場合もあります。

公的保険診療の対象になりますか?

現在、DCワクチンは公的保険が適用されません。DCワクチンは先端の医療で各種健康保険は適用されていないため、費用は全額自己負担となります。

将来的に保険診療にするため研究開発を続けています。

再発予防にも効果がありますか?

再発予防にDCワクチンは有益であると考えられます。

DCワクチンは、麻疹や風疹などのワクチンと同様に長期間にわたり効力を保ちますので、標準治療後の再発予防にも効果が期待できると考えられます。

治療を受けるのに年齢や体力的な問題はありますか?

治療を受けるのに年齢と体力に制限はありませんが、通院が可能であること、肺炎や腸閉塞などの合併症がコントロールされていることなど制限はありますので詳しくはご相談ください。

初診時には必ず患者本人も連れて行かなければなりませんか?

患者様本人が来院されなくても、ご家族に相談を受けていただき、通院が難しい場合は、転院して治療をする場合もあります。

ただし、DCワクチンの場合、アフェレーシス時には必ずご来院いただく必要があります。

初診時に必要な物はありますか?

  • 画像写真(CT・MRI・レントゲンフィルム)
  • 一般採血結果(血液検査データ、腫瘍マーカー検査)
  • 紹介状(診療情報提供書)
  • 薬のリスト(お薬手帳)

手術を受けた方は術後の病理報告書のコピーもご用意ください。上記のものが揃っていなくても構いません。

他の治療との併用は可能ですか?

抗がん剤と併用してDCワクチンを受けていただくことが可能です。

免疫療法は効果があるのですか?

免疫療法は、全身の免疫を高めたり、がん細胞にターゲットを絞って攻撃させる効果があります。免疫療法の効果で癌を縮小させるためにはいくつかの条件があります。例えば、免疫細胞が少ない場合、がんワクチンも接種しても効果が十分でません。医学的な効果は多くの論文に掲載させています。医療相談にて説明させていただきます。

DCワクチンは他の免疫療法と何が違いますか?

DCワクチンは、免疫細胞の質を高くして、がん細胞だけを狙って攻撃する新しい免疫療法です。NK療法と活性化リンパ球は、リンパ球の一種を大量に増やし、体内に戻すことで免疫細胞の数が増えます。

両方の治療を併用することで免疫の質と量も改善されるため、相乗効果が得られます。その他のがんペプチドワクチンは、質を改善する治療ですがまだ研究段階です。丸山ワクチンや蓮見ワクチンは免疫刺激剤に分類され、効果が一時的で弱いのが難点です。