前立腺がんについて
前立腺がん診療の特徴
前立腺がんの治療は、
- 手術
- 放射線療法(外照射と内照射)
- ホルモン療法
- 経過観察
の4つの標準治療があります。
当院では早期癌の患者さんと標準治療無効例の患者さんの治療を行っています。
当院の治療の特徴
- 前癌状態の発症予防
- 低リスク前立腺がんの放射線治療・重粒子線治療と併用
- 進行・再発・転移性前立腺がんの難治性の治療
前癌状態(PSA 4-10 ng/ml)は、発症予防としてPSAをターゲットとしたDC療法、活性化リンパ球などを提案します。
早期がん
- 手術(ロボット手術・鏡視下手術)
- 放射線治療(高精度放射線・重粒子治療)
- 経過観察(PSA監視療法)
の3つから選択します。
当院では免疫検査を施行し、DC療法・活性化リンパ球などの必要な治療を行います。
- 術後の免疫低下期間の6か月間に活性化リンパ球で早めに免疫を回復させます。
- 放射線治療後の免疫低下にも活性化リンパ球で早めに免疫を回復させます。
- 経過観察時にはDC療法を施行し、PSAの低下を試みます。
局所進行がん
- 手術(開腹・鏡視下)
または
- 放射線治療(高精度放射線・重粒子治療)にホルモン治療を併用します。
当院では、手術と放射線治療の免疫低下に対して活性化リンパ球を施行し、転移・再発の可能性が高い場合、DC療法を併用します。
免疫療法以外の治療に関しては標準的な治療の場合、保険診療となります。当院で実施はできません。