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子宮頸がんワクチンについて

予防接種

子宮頸がんワクチンの種類について

子宮頸癌ワクチンは、2価「サーバリックス」(GSK)、4価「ガーダシル」(MSD)、9価「シルガード9」(MSD)の3種類です。当院では、ガーダシル・シルガード9の公費での接種が可能です。

※MSD:MSD製薬  ※GSK:グラクソ・スミスクライン株式会社

2価「サーバリックス」

サーバリックスは、ハイリスクの16型(48.7%)18型(16.7%)合計 65.4%の子宮頸癌のパピローマウイルスをカバーしています。

サーバリックスについてのグラフ

4価「ガーダシル」

4価ガーダシルは、尖圭コンジローマという良性腫瘍の原因の6型と11型が加わったことで、子宮頸癌65%と尖圭コンジローマの予防ができるワクチンです。

ガーダシルについてのグラフ

9価「シルガード9」

シルガード9は、2023年4月より横浜市の子宮頸癌予防接種がはじまりました。

16型(48.7%)と18型(16.7%)に加え、31型(4.9%)、33型(1.0%)、45型(1.3%)、52型(11.8%)、58型(3.9%)が追加され、88.3%の子宮頸癌の原因ウイルスに対応したことになります。

(Sakamoto J et al. Papillomavirus Res. 2018; 6: 46-51. より)
シルガードについてのグラフ

ですが、問題は残ります。種類が増えたことで9種類すべての免疫が長期間継続するか、4種類の方が長期に継続するかは、今後の成績を待って判断する必要があります。通常のワクチン接種である、インフエンザワクチンや新型コロナワクチンでも5種類以下が一般的です。

子宮頸がんワクチンの違いについて

子宮頸がんワクチンキャッチアップ接種について

子宮頸がんワクチンの積極的推奨が差し控えられていた期間に、接種機会を逃した方向けのキャッチアップ接種(救済措置接種)は、2025年3月末で終了となります。
標準的な接種間隔の場合、初回接種から接種完了までに6カ月の期間が必要となりますので、ご希望の方は早めにお問合せください。

対象者

下記のすべてに該当する方

  • 接種日時点で横浜市に住民登録がある
  • 平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が平成9年4月2日~平成20年4月1日)の女性
  • 過去に子宮頸がん予防ワクチンを合計3回受けていない

詳しくは横浜市HPをご確認ください。

新横浜かとうクリニックでは、公費(横浜市)での子宮頸がんワクチン接種を行っています。ご希望の方は、お電話で予約をお取りください。在庫によっては、即日のワクチン接種がいただけない場合がございます。在庫確保のためにも、事前に接種希望のワクチン種別を決めたうえでご連絡ください。

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