樹状細胞がんワクチンの接種部位

樹状細胞がんワクチンの接種部位は、身体の動脈が触れる部分の皮膚にワクチンを接種します。リンパ液は、手足や頭の先から心臓に向かって流れています。

そして、動脈付近のリンパの流れが速く、また、動脈の周囲に樹状細胞が入るリンパ節多いことなどから、動脈の触れる鎖骨上部、腋窩部、鼠径部と癌の上流にワクチンを接種します。

樹状細胞がんワクチンの接種部位

接種部位

樹状細胞がんワクチンの局所治療は、免疫検査で確認しているとワクチンの効果が上がってくるのに2~3か月の期間が必要です。

ゆっくりとしっかりと効果を出し、長く効くのがワクチンの特徴です。

しかし、癌の進行度が高い患者さんでは、2か月も3か月も待てないのが現実です。 速く効果を出すために癌の近傍にワクチンを接種します。

乳癌・皮膚・皮下脂肪・胸壁・腹壁・骨転移 超音波検査で安全を確認し、癌近傍に接種
咽頭癌・食道癌・胃癌・十二指腸癌 内視鏡検査で癌の近傍に接種
肝転移・腹部大動脈周囲リンパ節転移 右胃動脈に近い胃粘膜に接種
縦隔・心内膜転移 食道の近傍に接種
胸水・腹水 局所麻酔後に穿刺し、内容を排液、残を300mlから500ml残して胸腔内や腹腔内に投与。
脳転移等・髄膜播種 腰椎穿刺し10ml排液後に同量のワクチン液を投与

局所治療は、出血や接種部の疼痛など副作用もあるため、安全性を考慮し、樹状細胞の投与する細胞数も少量から徐々に増やすなど対策をとっています。これらの投与法の種類が多様であるのも当院独自の技術です。

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