樹状細胞とは

樹状細胞とは

樹状細胞は、2011年にノーベル生理学・医学賞を授与されたアメリカの研究者、スタインマン博士が1973年に発見しました。

樹状細胞は、少ない量で癌やウイルスの情報をリンパ球に伝え、癌とウイルスを排除させます。博士自身が膵臓がんを発症し、自ら発見した樹状細胞を使った樹状細胞を受け、4年程度生存したと言われています。

当時膵臓がんは、手術できないと余命半年程度でした。

樹状細胞とは

樹状細胞がんワクチンの働き

樹状細胞がんワクチンの仕組み

樹状細胞は、がん抗原(がんペプチド)を細胞表面の目標としてリンパ球にがん細胞を攻撃させる免疫療法です。

樹状細胞がんワクチンの安全対策と主なリスク、副作用等について

樹状細胞がんワクチンの安全対策

樹状細胞がんワクチンの安全性は、成分採血(アフェレーシス)では血管迷走神経反射・脱血による血圧低下・低カルシウム血症・採血中の体温低下・血小板減少・出血などの有害事象を想定して対策しているため、600例以上の経験から再生治療等安全に関する法律で届け出した基準の報告に該当する事例はなく、これからも有害事象に関して予測し、対策することで事象が発生した場合、迅速に対応できるように努めています。

当院から200mのところに横浜労災病院の救命センターもあり、緊急時の対策として連携を強めています。

主なリスクと副作用等

樹状細胞がんワクチンの副作用は皮内投与による接種中の痛みを伴います。投与後、ツベルクリン反応のような皮膚反応(紅斑、硬結)がほとんどの方で認められます。

2~3cm程度の二重発赤が2日後に最も大きく腫れ、1週間程度で赤みが消えます。反応が強い場合水脹れになり、皮膚硬結が残る場合もあります。

発熱は投与当日から2日程度、約半数に37.5℃以上の発熱を認めます。発熱は一時的なもので当院からお渡しする解熱剤で下がる場合がほとんどです。

ライセートDCと樹状細胞がんワクチンの違い

がん抗原は、①がんペプチド(合成がん抗原)または、②ライセート(手術切除癌の溶解蛋白)を使用します。

樹状細胞は血液中の単球を採取し、1週間程度培養すると樹状細胞に成長します。この樹状細胞に①がんペプチドまたは②ライセートを使って癌情報を取り込ませます。こうして出来上がったのが樹状細胞ワクチンです。

これを隔週に5回~7回接種することで治療効果が得られます。

詳しくはこちら

アフェレーシス(成分採血)とは

アフェレーシス(成分採血)の目的とは

必要な免疫細胞を多量に回収し、血液を無駄に採血しないことにより、効率的に免疫細胞を取り込むことができます。

単球の採取は、3時間掛けて4Lの血液を処理し、単球という白血球の一種を含む成分を採血(アフェレーシス)します。

単球を1週間培養し、未熟樹状細胞(癌情報を記憶していない樹状細胞)に成長させます。

詳しくはこちら

樹状細胞療法の費用

樹状細胞療法は、内容によって金額が異なります。下記の料金表はあくまで参考例です。詳細につきましては、当クリニックまでお問い合わせください。

発症予防のための治療
低リスクだった場合 1年間で ¥70,000+税
高リスクだった場合 1年間で ¥1,420,000+税
再発予防のための治療
低リスクだった場合 1年間で ¥140,000+税
高リスクだった場合 1年間で ¥1,620,000+税
進行癌のための治療
3か月で ¥2,460,000~2,710,000+税
高度進行癌・末期癌のための治療
3か月で ¥2,460,000~2,710,000+税
詳しくはこちら
当院の癌治療についてにもどる