胃がんの免疫療法

胃がんは免疫療法が効きやすいがん

昔、丸山ワクチンや蓮見ワクチンの免疫療法の有効例の多くは胃がんでした。

当時は胃がんの罹患率が高く、胃癌は免疫が低い人に多く発生するという理由からNK細胞療法や活性化リンパ球療法も胃癌の患者さんでは効果例が多いです。

また、最新の樹状細胞がんワクチンでも変わらず胃癌の効果例が多く、特に内視鏡で癌に直接ワクチンを接種することで効果例も多いのです。

免疫刺激剤(丸山ワクチン・蓮見ワクチン・ピシバニール)

現在も行われているこれらの免疫療法は免疫刺激剤と呼ばれ、がん患者さんの免疫を刺激することで免疫を上げる治療です。

効果のある患者さんは、

  • 胃癌が早期癌から進行癌になったばかりの時期
  • ステージ2期程度
  • 食事がとれて体力と免疫の余力がある場合
に効果が期待できます。効果のない患者さんは、

  • 腹水がある
  • 食事がとれない
  • 手術直後など体力や免疫が低下している
場合です。

胃癌の免疫刺激剤

活性化リンパ球療法・NK細胞療法

胃癌の患者さんは免疫力が低下している場合が多く、血液検査で白血球数やリンパ球数が少なくなっています。これが原因で免疫が低くなっています。

患者さんの10mlの血液からリンパ球を取り出し、1000倍に増やすことが可能です。増やしたリンパ球をもとの身体に戻すと身体のリンパ球数が増え、免疫力が上がり、癌への攻撃力が上がります。

胃癌 活性化リンパ球療法

樹状細胞がんワクチン

胃癌はリンパ節転移が多い、リンパ節の中のリンパ球は胃癌を攻撃する免疫細胞です。そのリンパ球が胃癌を攻撃しないのは樹状細胞がリンパ球に癌攻撃の指令を出していないからです。

胃癌を樹状細胞に教え込んでから体内のリンパ節に戻すことで、樹状細胞とリンパ球の連携プレイで胃癌を強く攻撃し、胃癌を根こそぎ叩きます。

胃癌 樹状細胞がんワクチン

樹状細胞を胃がんに直接、内視鏡で投与する(局所樹状細胞がんワクチン)

樹状細胞がんワクチンは、内視鏡で咽頭がん・食道がん・胃がんに直接接種します。今までの例では効果例が多く、お薦めの治療です。

胃癌 局所樹状細胞がんワクチン