小細胞肺がんの特徴

小細胞肺がんは抗がん剤と放射線治療の効果が良いことが特徴ですが、一時的な効果の場合が多くすぐに再発して亡くなることも多いため第3の治療である免疫療法が必要です。

小細胞肺がんは、肺がん全体の15から20%を占めます。また、ほとんどの患者さんが喫煙者というのも特徴です。性別では男性と女性が5:1と圧倒的に男性が多く、進展型なら5週間、限局型なら12週間で死に至ることもある怖いがんです。部位は肺門部に多く 、見つかる時には、咳・痰・血痰・呼吸困難、さらには脳転移や骨転移まで進展し、その症状で発見に至ることもあります。

抗がん剤、放射線が効果的ですが、肺門部に多く、バラバラに広がり治療が困難な場合が多いです。再発の時には樹状細胞がんワクチンなどの免疫療法も効果的です。

発生割合:10~15% 発生部位:肺門部。X線で発見しやすい。

進行の速度:速い 悪性度:高い

喫煙の関連:あり

小細胞肺がんの進展

小細胞肺がんは気管の粘膜を進展することが多いため、痰や血痰が早期では出にくく、気管支鏡検査でも見つけにくいため発見が遅れ進展しやすいのが特徴です。このため、ステージ1期やステージ2期での発見が難しいがんです。

肺がんの手術

小細胞肺がんのステージ1A期、ステージ1B期の治療

手術を施行し、シスプラチンとエトポシドの抗がん剤治療を行います。その後、脳転移が3年で50~60%程度あり、放射線治療で予防的に全脳を照射します。これで標準治療は終わりですが、再発する可能性は高いため、再発予防で樹状細胞がんワクチン療法をお薦めします。

肺がんの手術

小細胞肺がんのステージ2期とステージ3期の治療

手術ができないステージ2期と3期では手術代わりの放射線治療と同時に抗がん剤治療を行います。放射線治療後も抗がん剤治療を繰り返し行い、4か月程度入院と退院を繰り返しながら治療を行います。その後は維持治療となり、エトポシドの内服治療などありますが、十分な効果のある治療はなく、根治率は20~30%、平均余命は2年から2年半です。

もっと効果を上げるためには、免疫療法、特に樹状細胞がんワクチンが十分な効果を期待でき、維持治療に適しています。

肺がんの手術

小細胞肺がんのステージ4期の治療

癌が反対側まで進展しているため手術は行えず、放射線治療もできません。ここで治療を成功させるためには抗がん剤で癌を小さくしてから放射線治療で癌の中心を放射線治療で叩き、脳転移を放射線治療で予防することが必要です。このために、抗がん剤治療に免疫療法をプラスして癌が縮小される確率を少しでも上げることが必要です。

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