適正体重で減る癌リスク
適正体重で減るがん発症リスクとは
太ってても、痩せていても、癌の死亡リスクは高くなる
癌の死亡リスクと体重
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メタボリック・シンドロームで癌のリスクが高くなることは以前から知られていましたが、それよりも体重が少ないことの方が発がんのリスクを高くします。
最近では、サルコペニア(骨格筋の減少)が注目され、高齢者では蛋白を多くとるように指導されています。体重が減ることで自己免疫力を下げ癌の発症リスクを高めます。
そのため、太りすぎると癌になりやすく、痩せると免疫が低下して癌になりやすくなります。
そこでその間の適正体重が注目されています。適正体重は、身長と体重から計算するBMI(ボディマスインデックス)で、20から26まで、理想は22.5とされています。
平均程度の身長であれば、男性では適正体重は55kg以上80kg未満、女性では50kg以上70kg未満ががんの発症リスクが低いと結果がでています。
適正体重でがん発症リスクが減る癌の種類とは
肥満で発症リスクが増える癌の種類とは
一度太ってしまってからダイエットなどで痩せても、癌の発症リスクは減りません。20歳以降に体重が12kg以上増加すると癌の発症リスクが高くなります。
肥満でなりやすい癌の種類

肥満の男性では、食道癌、大腸癌(結腸癌、直腸癌)、胆管癌、膵臓癌、腎細胞癌になりやすく、肥満の女性は、さらに卵巣癌と閉経後に乳癌になりやすくなります。
一度太ってしまってからダイエットなどで痩せても、癌の発症リスクが減るという報告はありません。20歳以降に体重が12kg以上増加すると癌の発症リスクが高くなります。