癌細胞と炭水化物の話

炭水化物を食べると癌細胞に栄養が届くか?

食べた炭水化物は肝臓で蓄積され、全身にグルコースを届けている

食べた炭水化物は、小腸内で吸収され、門脈という血管を通って肝臓に入ります。

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肝臓では、グルコースまで分解されます。グルコースは血液中の血糖値が上がると膵臓からインスリンが分泌され、グリコーゲンとして肝臓に貯蔵されます。

血糖が低くなると膵臓からグルカゴンが分泌され、肝臓のグリコーゲンがグルコースに分解され、血液に放出されて全身へ、そして癌細胞に届きます。多く炭水化物をとっても、炭水化物を減らしても血糖は一定に保たれているため癌細胞に届く癌の量はあまりかわりません。

糖尿病はインスリンの分泌が少なくなる病気ですので、血糖が高くなり癌細胞に届く糖分の量が多くなります。炭水化物ダイエットよりも糖尿病の治療をする方が体力を落とさずに治療が進めます。

身体の中の砂糖(グルコース)の流れ

糖質ダイエットしても、糖尿病でなければ癌細胞に一定量の砂糖が届きます。

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