大腸がんステージ2期の治療法
大腸がんのステージ2期の治療
大腸がんのステージ2期の治療は開腹手術です。
ステージ2期は、癌が筋層から漿膜(しゅんまく)に浸潤し、癌が少し大腸の外に顔を出すまで、さらにリンパ節転移がないのが条件です。
リンパ節転移がないということは、自然に癌免疫が獲得できる可能性があります。しかし、リンパ管という大腸とリンパ節の間の免疫細胞の通路が塞がれていると、癌免疫が獲得できないため再発しやすいです。

粘膜層は水分を吸収し粘液を分泌します。癌はここから発生します。
粘膜下層は、粘膜に栄養を送る血管や免疫細胞を送るリンパ管があり、癌の浸潤により再発・転移します。
筋層は、腸の収縮や拡張の運動をします。粘膜下腫瘍はこの部位に発生します。
漿膜(しょうまく)は、薄くて丈夫な腸の皮です。
大網は、腸に栄養を送る血管や免疫細胞を送るリンパ管があり、脂肪の中に栄養を保存します。内臓脂肪で一番大きな組織です。胃や腸に穴が開いた場合、ふさぐ要素も持っています。
大腸癌の手術法
大腸は、右結腸動脈・中結腸動脈・左結腸動脈・S状結腸動脈・上直腸動脈の栄養血管があり、どの動脈を結紮(しばり切り離すこと)するかで切除範囲が決まります。




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