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現在の免疫療法

がん免疫療法

現在、がん免疫療法は、急速に進歩をしています。

2010年代、最も注目される癌治療であることに間違いはありません。しかし、世間ではNK細胞、○○ワクチンなど数十年前の免疫療法のことも最新の治療であるかのように見せかけているのが現状です。

免疫療法は、副作用が少なく、治療することによって不利益はないのですが、本当に効果を期待したい患者さんであれば、慎重にクリニックや治療法を選ぶ必要があります。

簡単にですが、現在、多くのクリニックで実施されているがん免疫療法について説明させて頂きました。

ペプチド療法

ペプチドは、がんペプチドワクチンの略称です。

癌細胞特有のペプチドを患者さんの体に接種して、癌免疫がスタートする治療法です。
1991年テリーブーンがMAGE1(メイジワン)を発見しています。
膵臓がんでは、MUC-1(マックワン)、WT1(ダブルティーワン)、ハイバーアキュートバンクレアス(米国)、OTV-CO1、OTV-101などの臨床試験が行われています。

40歳代などの免疫細胞が多い患者さんでは免疫システムが上手く働く可能性がありますが、手術・抗癌剤・放射線治療と併用する50歳以上では、ペプチドを取り込む樹状細胞が不足しているため効果が不十分です。
このため、ペプチドと樹状細胞を併せた樹状細胞がんワクチンが生まれました。

がんペプチドワクチンができるまで

がんペプチドワクチンができるまで

がんペプチドワクチン治療の原理

がんペプチドワクチン治療の原理

樹状細胞がんワクチン

樹状細胞療法の種類

樹状細胞療法の種類は、東京大学医科学研究所で始まった成分採血による大量樹状細胞療法(テラ社がノウハウを持つ)と末梢血50ml程度から採取する方法と2種類あり、後者は末梢血樹状細胞療法と呼んでいます。
成分採血では、血液5000mlより単球を採取することで後者よりも100倍量の単球を採取できます。

樹状細胞ワクチンの種類

樹状細胞の培養法

樹状細胞の培養法は、細胞の増殖因子、GM-CSF・IL-4など加え、患者さんのHLA(ヒト組織結合抗原:白血球の血液型)と適合したペプチド(WT1やMUC-1など)を樹状細胞に取り込ませ、癌を樹状細胞に記憶させます。

樹状細胞ワクチンの培養法
 

樹状細胞の接種

樹状細胞の接種は、体の動脈が触れる鎖骨上部、腋窩部、鼠径部などの皮内に接種します。
通常、2週間に1回、計5回(1クール)接種します。

樹状細胞ワクチンの接種

樹状細胞の免疫効果

樹状細胞の免疫効果は、樹状細胞が体内のリンパ節に入りリンパ球を刺激し、癌を攻撃します。

リンパ球は、パーフォリンという顆粒で癌細胞を破壊します。パーフォリンにはパーフォリン、グラニュライシン、グランザイムと3種類があり、この中のグラニュライシンの血中濃度で効果を判定します。

樹状細胞ワクチンの免疫効果

樹状細胞がんワクチンの治療効果

樹状細胞がんワクチンの治療効果は、治療前のCT検査などで最大の癌の大きさ、肝転移など多数ある場合は、大きい癌の直径5個をたした数と5回目接種後、4週間後のCT検査で同じ部位を測定します。

半分以下の場合は効果あり・奏功と診断します。癌がすべて消えた場合は著効、20%以上大きくなった場合は進行と診断します。

樹状細胞ワクチンの治療効果

樹状細胞がんワクチンの維持治療

樹状細胞がんワクチンの維持治療は、5回の接種(1クール終了)後、維持治療に入ります。

勿論、十分効果があった場合は3か月間の経過観察のみで、リンパ球数が少なくて効果がない場合は、活性化リンパ球治療などを行い、また1~3か月に1回、追加のワクチンをブーストとして行います。


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副作用のリスクを少なくし、がんだけをねらい撃ちます

樹状細胞がんワクチンの治療実績

樹状細胞がんワクチンは、約1万人の癌患者さんに広まっています。

その中で一番多いのが膵臓がんの患者さんです。2012年には信州大学で膵臓がんが先進医療の認可を受けています。

慈恵医科大学や慶応大学での臨床試験の結果も出てきています。

テラファーマ社が保険収載できる一般治療に申請の準備をしていますので、一般化の道もそんなに遠くはないですが、今膵臓がんが見つかった人はおそらく間に合わないでしょう。

樹状細胞ワクチンの免疫効果

活性化リンパ球療法(ラックセル)

活性化リンパ球療法とは

活性化リンパ球療法は国立がん研究所にて確立され、末梢血リンパ球を抗体とサイトカインというリンパ球増殖因子で1000倍程度増やし、静脈点滴にて患者さんに戻すという療法で、自己リンパ球移入療法とも呼ばれています。

このリンパ球療法では、抗腫瘍効果の一番高い、一般的にキラー細胞と呼ばれるTリンパ球のCD8細胞を特に増やし、CD4細胞でもTh1(ティーエイチワン)という癌免疫にアクセルを踏む細胞を増やすことで、癌患者さんで多い免疫抑制状態から癌免疫亢進の状態にバランスを変えることができます。

一番の効果は、末梢血のリンパ球数が増えることで、全身のリンパ節にリンパ球が送られ、樹状細胞がんワクチンの効果を高めることです。

活性化リンパ球療法とは

活性化リンパ球療法の培養法

活性化リンパ球療法の培養法は、血液を15ml程度採取して遠心分子し、単核球層を分離して取り出します。
それをCD3抗体とIL-2(アイエルツー)というサイトカインが入った培地で倍々に増えていきます。

11日間で1000倍程度に増えます。それを回収して洗浄して生理食塩水とアルブミン製剤の入った投与液に入れて活性化リンパ球(ラックセル)が出来上がります。

活性化リンパ球療法とは

活性化リンパ球の投与

活性化リンパ球の投与は、上肢の静脈から60分以上点滴で投与します。

副作用は、稀にアレルギー性皮膚炎、発熱があります。効果は、投与翌日よりQOL(生活の質)の改善、特に食欲がでたりだるさが無くなったりします。
これらは、樹状細胞がんワクチンにはない効果です。また、樹状細胞がんワクチンの効果を早め、高めることもできます。

活性化リンパ球の投与頻度

活性化リンパ球の回数は、通常2週間に1回、5回を1クールにて行い、樹状細胞がんワクチンと同じ日に投与します。

継続の判断は、血液検査で末梢血中のリンパ球数で判断します。1500個/μL以上あれば、治療の必要はないと判断します。

活性化リンパ球療法の治療効果

活性化リンパ球療法は、国立がん研究所の肝細胞癌の再発予防で効果があり、一般治療になりかけましたが、全国で安定して人の細胞を使った治療を行うことが困難ということで、全国の大学病院などで先進医療として認められています。

また、安全でQOL改善などもあり、都市の医療機関でも自費診療で手軽に受けることができます。

▸詳しくは、ラックセルのページへ

NK療法(NK9セル)

NK療法とは

NK療法は、リンパ球の一種、ナチュラルキラー細胞を活性化して増殖して、点滴投与する治療で広く行われています。

NK療法には30年の歴史があり、古いNK療法と新しいNK療法では細胞の量も質も格段な違いがあります。

20年前のNK細胞療法の仕組み

NK療法とは

一般的なNK療法

一般的なNK療法は、患者さんの血液を50ml採取して、白血球を取り出し、IL-2(インターロイキン2)でリンパ球を増殖します。

全てのリンパ球が増えてしますため、多くの患者さんではほとんどがTリンパ球で一部がNK細胞の場合が多いです。
但し、末期癌の患者さんでは血液中のNK細胞が増えているため比率は高くなります。

また、培養期間が長くなるとNK細胞よりTリンパ球が増えてしまうため、100倍程度まで、具体的には、5000万個程度までが一般的なNK療法です。IL-2しか使わないため、費用も10万円程度で治療できるクリニックもあります。

一般的なNK療法

新NK療法

新NK療法は、多くのクリニックで培養されています。NK療法ですがTリンパ球を増やすCD3抗体を使用しています。
NK細胞より抗腫瘍効果の高いCD8細胞のキラーセルを大量に含み、NK細胞の比率はかなり低く、ほぼ活性化リンパ球療法と同じです。

最後にインターフェロンで刺激する処理を加えることでバックセルやANKと命名されています。
活性化リンパ球を最後に処理すると一時的に活性は高くなりますが、リンパ球の寿命が短くなります。
本来、NK療法と呼ばないでキラー細胞療法と呼ぶのが科学的です。

NK9療法(エヌケーナイン)

NK9療法(エヌケーナイン)は、当院がお薦めする治療です。
NK細胞だけを増やす方法が研究され、以前は100倍程度でしたが1000倍(10億個)までに増やすことができました。

そのためには、サイトカインを3種類、抗体を3種類使用するため、今までのNK細胞より6倍の材料費です。
樹状細胞やTリンパ球は効果に時間がかかるのに比べ、NK9療法は免疫療法の中で最速の効果が期待できます。

NK9療法の仕組み

NK療法とは

NK細胞療法と活性化リンパ球療法の2つの違い

  • NK細胞療法は、即効性があるが作用が短い。
  • 活性化リンパ球療法は、樹状細胞が機能していないとうまく働かない。
NKとLAKの違い

  • NK細胞療法は、癌細胞の細胞周期が合成期と分裂期の時に攻撃する。
  • 活性化リンパ球は、休止期の癌細胞を攻撃します。

癌細胞は、80%以上は休眠状態と休止にあります。増殖の速い癌では、合成期と分裂期に効果があります。

NKとLAKの違い

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