膵臓がんの免疫療法
膵臓癌の非手術患者さんに樹状細胞がんワクチン
膵臓癌の発見は遅れて手術できないのが一般的です。
89%の患者さんが根治手術適応がありません。
当院が提案する樹状細胞がんワクチンと抗癌剤治療
膵臓癌の抗癌剤治療の選択肢は、まず65歳未満は、FOLFIRINOX(フォルフィリノックス)4剤併用治療、65歳以上や糖尿病や体重減少ある方はTS-1を第一選択にします。
65歳未満のフォルフィリノックスと樹状細胞がんワクチン
フォルフィリノックスは副作用が強く、2週間に1回が通常の抗癌剤の投与間隔です。
その間の休みの週に樹状細胞がんワクチンを接種します。
抗癌剤治療が始まる前に樹状細胞がんワクチンを作っておきます。
この抗癌剤治療は、白血球が低下しますのでリンパ球も減ります。
樹状細胞がんワクチンの接種と同時に活性化リンパ球治療を併用し、リンパ球数の低下に対応することもお薦めしています。
樹状細胞がんワクチンとTS-1
65歳以上、合併症や体力が落ちている人にはTS-1(経口抗癌剤)をお薦めしています。
抗癌剤4種類と1種類では副作用は大きく違います。
TS-1は4週内服し、2週間休薬するのが基本ですが、4週間連続して内服すると食欲が落ち、口内炎や下痢などの副作用も強く、TS-1を2週間内服し、1週間または2週間休薬する飲み方が最近では多いです。
樹状細胞がんワクチンとジェムザール
十二指腸の通りが悪い場合などジュムザールを選択する場合があります。
ジェムザールもリンパ球が減少することが多く、活性化リンパ球療法の併用をお薦めしています。
手術切除ができたラッキーな患者さんには樹状細胞がんワクチンとTS-1
手術切除ができた人にはTS-1(経口抗癌剤)をお薦めしています。
抗癌剤4種類と1種類では副作用は大きく違います。
TS-1は4週内服し、2週間休薬するのが基本ですが、4週間連続して内服すると食欲が落ち、口内炎や下痢などの副作用も強く、TS-1を2週間内服し、1週間または2週間休薬する飲み方が最近では多いです。
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